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会社設立したのに・・・ 法人口座NG?

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法人口座をつくるコツ!

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元銀行×税理士の深尾です。

なんと、

士業ブログ ランキング 1位

になりました。

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ありがとうございます!

 

これからも

難しそうな税務や財務や金融について、

事例を交えながら、

わかりやすい言葉で

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さて、昨日のブログでは、

銀行口座って

簡単に作れなくなっていることを紹介した。

 

ブログの内容は、

ボクが在籍していた銀行から

お叱りを受けそうなことを書いた。

その銀行をフォローするけど、

国家的に、口座をつくりにくい状況になっていることは事実。

変わりゆく銀行口座開設の現状 - 元銀行員 ✖ 税理士フカオーくん のメチャクチャ得する融資と財務のブログ (hatenablog.com)

(↑ 昨日のブログは、こちら)

 

「法人を作ったのですが、

 なかなか銀行が口座を作ってくれません。

 3か月たっているんです。

 どうしてですか?」

税務相談で、しばしこんな質問を受ける。

 

株式会社の設立

30万円も費用がかかったのに

法人口座をつくれなかった・・・

なんてことにならないよう

 

今回は、

法人口座をつくるためのコツ

を紹介しよう。

 

口座が簡単にできない理由は

マネーロンダリングっていう問題が大きい。

マネーロンダリングって、

聞いたことあるかな?

 

犯罪や 違法な行為 によって得た資金を、

口座から口座へ次々に移動させて、

資金の出どころをわからなくしてしまうこと。

 

犯罪による収益の移転防止に関する法律

というのがあって

金融機関は、国の指導の下、

厳格な本人確認をしなければならなくなっている。

 

テロ組織への資金流入

ネット詐欺 といった

金融口座の悪用を防ぐためだ。

 

法人の設立って

手続きさえ踏めば、

簡単に、

数百社つくることができる

事業がうまくいかなくなったとき

そうでなくとも、意図的に

銀行口座を、

休眠口座(使わない口座)にできる。

悪用する側にとっては都合がいい。

 

だから、銀行は、

法人の口座開設にとても慎重。

口座をつくるのに

法人口座は 審査が厳しい

 

こういう状況をきちんと理解していれば

法人口座の開設ができない

ということにはならない。

 

法人口座の開設には、

法人を設立する前からの準備が大事なんだ。

では、解説していこう!

 

① 登記の住所は、バーチャルオフィスでない方がいい

地方銀行や信用金庫は

地域に根付いて商売をしている。

費用をかけずに賃借できるバーチャルオフィスだと、簡単に移転ができてしまう。

支店のない地域に移転されると

その会社の状況が把握できなくなることを金融機関はとても嫌う。

当然だよね。

だから、敷金や仲介料等が必要な事務所を賃借しているなら、審査にプラス材料で、

金融機関からの信用が得やすい。

 

② 資本金は適切な金額で!

資本金が1円で、社会的信用は得られる?

事業をはじめると、お金がかかるもの。

あまりに資本金が少ないと

本当に事業をするの? ダミー会社?

と疑いをかけられるよ。

最低50万円、資本金を準備しよう。

 

③ 事業内容は、わかりやすく!

最近は、

社名を聞いても何をやっているか、

わからない会社が多い。

金融機関は、

経営の実態を確信できないと、

口座をつくってくれない。

会社のホームページや パンフレットがあると 信用されやすくなるね。

 

④ 代表者の株式の保有割合は高く!

社長の保有割合が50%未満だと

金融機関からの評価は下がる。

雇われ社長と判断される場合があるよ。

社長は、最低でも50%超を保有しよう。

(株式の割合って、定款に記載される)

 

⑤ 携帯電話よりも固定電話がいい

固定電話を契約する企業は少なくなっている。

固定電話があると、金融機関から

地に足をつけて商売している

と判断されるので審査にはプラス材料。

 

⑥ 個人口座のある金融機関だと審査にプラス

金融機関って、

信用できる人かどうかの判断を慎重に行う。

法人を設立する前に、社長が

給与の振込口座として利用していたり、

住宅ローンも利用していると、

その人のお金の動きを知っているから

法人口座はつくりやすくなる。

 

⑦ 会社設立後、しばらくたって申し込む

会社を設立したばかりだと

知名度や信用度が低い。

少し時間が立ってからだと

事業の実態を証明できるような

会社名の入った書類も準備できる。

取引先との見積書、請求書、契約書など。

しばらくの間だけ個人の口座で事業を行って

法人口座を申し込むという方法もある。

脱税と指摘されないよう、

法人への売上計上を忘れないでね。

 

⑧ 税理士や取引先から紹介してもらう

金融機関って、

信用のある人からの紹介だと、

丁重に対応することが多い。

その金融機関とお付き合いのある税理士や、取引先企業から紹介してもらうと、審査にプラスとなることが多い。

 

最後に、

口座開設に必要な主な書類を書くね。

(法務局で取得するもの)

 ・法人の印鑑証明書

 ・履歴事項全部証明書

(法人設立時に作成したもの)

 ・定款

(税務署への届出書)

 ・法人設立届出書

 ・青色申告の承認申請書

(その他)

 ・株主名簿

 ・開始貸借対照表

 ・代表者本人の確認書類

 ・事業の許認可が確認できる書類

 ・会社案内パンフレット等

 ・賃貸契約書の写し

 ・銀行で使用する印鑑

これから法人を設立しようとする人は、ブックマークしていつでも見返せるようにするのがオススメ。

今回は、法人口座 開設のコツについて解説しました。

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