元銀行員 ✖ 税理士フカオーくん のメチャクチャわかりやすい財務と融資のブログ

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会社の未来のために・・・ 複数の金融機関と取引するメリットは?

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1行取引は、大損?

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社長

「他の銀行から融資を受けるのが、

 怖いんですよ・・・」

「支店長の顔が

 見みられなくなりそうで・・・」

 

金融機関1行とだけ

取引をしている社長の言葉だ。

 

前回のブログで

銀行1行とのみ取引をしていれば

最高の条件で融資をしてもらえる

わけではない ことをお伝えした。

 

借り手側の あなたから見たら、

ウチは、他の金融機関に浮気していない

ウチは、あなたの銀行オンリー

だから、

最高の条件で融資してくれているはず。

信じたいよね。

 

もし、

あなたが小売業で、

商品の仕入があったら、

数量に応じて、

取引条件が良くなるよね。

取引の契約書等に

値引率が契約書で明示されたりするよね。

 

でも、銀行って、

明確な基準が開示されていない。

預金が1億円あったら、経営者保証は不要

自己資本比率が50%超だったら、不動産担保は不要

不動産担保があったら、保証協会の保証はつけない

1000万円の融資は、金利2.0%

5000万円の融資は、金利1.0%

1億円の融資は、金利0.5%

 

上記のような要件を、

書面でもらったことはあるだろうか?

この要件は、一定期間約束されるだろうか?

書面でほしいと伝えても、

市況の金利は変わる。

会社によって、財務の内容は違う。

と断られるだろう。

優遇条件は、公開されていないはずだ。

 

企業の中には、

金融機関1行だけの取引であっても、

会社の業績が良くて、

なおかつ

社長が勉強し金融機関事情に詳しく、

自ら金融機関と交渉し、

良い条件を引き出して、

融資を受けている会社はある。

 

一方、

会社の業績が良くても、

銀行の支店長がいつもニコニコ

御社は最高の条件で融資してますよ。

その言葉を信じて

金融機関の言う通りの経営者がいる。

 

金融機関にとって、

どちらが、いいお客様だろう?

いや

どちらが低いリスクで、

金融機関を儲けさせてくれるだろう?

 

どの金融機関にも、

融資の条件について、一定のルールがある。

支店長の権限

プロパー融資できる金額5000万円

経営者保証の有無、不動産担保の有無、

融資期間5年、金利は1.2%

とか。

 

ところが、

支店長の権限の範囲では、

顧客が納得しないケースが存在する。

他の銀行から好条件が提示された時だ。

その場合、支店長は、本部に申請する。

本部の承認を得られれば、

不動産担保が不要になり、

プロパー融資の金額が1億円へ増え、

金利は0.5%になることだってある。

 

融資残高を確保するために、

何が何でも融資をするなんて よくある話。

 

結局のところ、

融資って、

契約の都度、取引条件が決められている。

契約の都度、稟議が行われている。

 

融資の内容って

交渉によって、

毎回、条件が変わるということ。

 

あなたの会社が

金融機関と1行取引だったらどうだろう?

 

他の金融機関とも付き合いがあったら、

融資額は、もっと増えたかもしれない。

返済期間は、もっと長かったかもしれない。

不動産担保は、不要だったかもしれない。

経営者保証は、不要だったかもしれない。

金利は、1.0%低かったかもしれない。

 

果たして、

開業してからの数十年、

あなたが信じた

支店長の言う最高の条件は

引き出せていたのだろうか?

 

昨今は、変動の世の中で、

天変地異、

ライバル業界の出現・・・

会社の業績が急激に悪化

するかもしれない。

不透明な時代だ。

 

会社の維持・発展のために、

チャレンジのために、

他社より先駆けて投資が必要な場合だってある。

 

金融機関の支店長は2~3年で転勤する。

ピンチの時、

チャンスの時、

全面的に支援してくれない支店長が転勤でくることがある。

 

それがメインバンクで起きたら、どうだろう?

複数の金融機関と取引があれば、

ピンチの時も、チャンスの時も、

融資をうけられる可能性が大いに高まる。

 

あなたが後継者に事業承継する場合は、

どうだろう?

借入金の経営者保証が少ない方が、

事業承継しやすい

のは言うまでもない。

 

今は超低金利の時代が続いている。

複数の金融機関と取引するのは、

金利の交渉がメインではない。

 

将来の資金調達の可能性を広げる。

将来のスムースな事業承継につなげる。

あなたの会社の未来のために、

複数の金融機関から融資を受けることをおススメしたい。

 

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