－ － － － － － － － －
銀行は、どう動く？
－ － － － － － － － －
社長
「つきあいのない新規の銀行から
社長が保証人にならなくていい
保証協会付融資の営業があったけど
どうしたら いいかな？」
昨日は、
この融資制度の概要について
お伝えした。
今日は、
この信用保証制度は、金融機関にとって、
どんなメリットがあるのか？
売り込みがあったら、
会社は、どう対応すべきなのか
について、お伝えしよう。
まずは、簡単におさらい。
新たに創設される信用保証制度について。
・経営者保証を不要とする
・その代わり保証料を上乗せする
（0.25%～0.45％、国の補助あり）
＜対象となる要件＞
①過去２期決算書を提出していること
②代表者への貸付金等がないこと
③代表者の役員報酬が社会通念上認められる範囲であること
④債務超過でないこと、または、２期連続赤字でないこと
では、この制度について考えてみよう。
金融機関にとって、
使いやすい保証制度になると思う。
なぜかと言うと・・・
金融機関って、
常に融資の新規先を探している。
営業担当にとって、
新規融資先の獲得は
メチャクチャ評価のポイントが高い。
他にも、
会社に融資をするときに、
信用保証協会を利用できれば
会社が返済不能となった時には、
信用保証協会が
代わって借入金を返してくれるから
金融機関の融資リスクは低い。
一言でいうと、
この制度は、
金融機関にとって、
「社長を連帯保証人に入れないのに、
融資の回収リスクが極めて低い」
という商品。
ということは、
この制度を活用して積極的に動く・・・
その金融機関にとって新規融資の見込み先に。
こんな感じの営業トークが想定されるかな。
「新たに信用保証協会の融資制度ができました
なんと社長の連帯保証は、いりません。
少しだけ保証料を上乗せするだけです。
保証料も国が一部補助してくれます。
連帯保証人の地位を継がなくていいなら、
事業承継もしやすくなりますよね」
こういうアプローチが
つきあいのない金融機関からあったら、
社長さん・・・
どうするのがいいと思う？
ボクは、
新たな金融機関からのこの話、
すぐには、
乗っからないのがいいと思う。
特に、
あなたが既存の借入金の経営者保証を外していきたいと考えているなら。
この話があったら、
まずは付き合いのある金融機関に相談する
のがいいと思う。
メインバンク金融機関への説明としては・・・
「先日、
他の銀行から営業があったよ。
保証協会で新しい融資制度ができんだってね。
社長が連帯保証人にならなくて、いいって！
前に、御行から融資してもらった
プロパー融資、
それ、私が保証人になっているから、
この新しい制度を使って
保証人外せないかな？」
通常、保証制度を使っての借換って認められないけど、こんな感じで相談してみていいと思う。
金融機関から、貴社にとって、有効な何らかのアクションをもらえるはず。
これをきっかけに、
メインバンクの連帯保証が外れたら、
既存の融資の保証人を外す交渉や、
今後の新たな融資を経営者保証なし
で交渉しやすくなるからね。
もしも、これまで
つきあいのなかった新規の金融機関で、
この信用保証制度を使ってしまったら、
メインバンクにある既存の借入金の
社長の連帯保証を外すチャンスを
逃してしまうかもしれない。
今回の保証料の上乗せで
経費負担が増えるのが
気に入らないと思うあなた。
仮に３０００万円の借入で
上乗せ保証料０．２５％の場合、
国の補助が０．１５％あると
実質上乗せ保証料は０．１％になる。
そうすると
上乗せ保証料は、年間３万円、
１カ月当たり２，５００円だね。
未来を考えると、
経営者保証を外していくこと
を優先するのがいい。
経営者保証って、すぐ外せるものではない。
経営者保証を外すって、金融機関にとってはリスクだから。
利益を増やし、財務基盤を強化して
経営者保証を外せる会社にしていこう！
※参考になった方は、下の
『士業』『副業』『2024年開設ブログ』
バナーをクリックしてもらえたら嬉しいです🎵
『☆マーク』たくさんクリックいただけたら嬉しいです！
今週も、ランキング表示されていないようですが・・・
※「読者登録」をしてもらえたら嬉しいです！ （上段右のあたり）
※知人友人にもオススメください。
■過去の記事はこちら ↓ ↓ ↓
記事一覧 - 元銀行員 ✖ 税理士フカオーくん のメチャクチャ得する融資と財務のブログ (hatenablog.com)
銀行との交渉も支援します！
融資のスキル＋財務や税務の知識
元銀行員✖税理士 フカオーくん ！
=================================
