元銀行員 ✖ 税理士フカオーくん のメチャクチャわかりやすい財務と融資のブログ

債務超過1億円からのV字回復2期で解消 銀行から融資を受けやすくなる決算書をつくる 銀行交渉が得意! 銀行に同行し面談・説明します! 節税 資金繰り

税務調査で疑われた領収書 その末路!?

- - - - - - - - -

領収書があれば、すべて経費??

- - - - - - - - -

今は、確定申告の真っただ中。

確定申告書に格闘している

個人事業主フリーランスの方、

多いことでしょう。

 

「領収書があるから

 全部、経費でいいか」

「取引先の子供にお年玉をあげた。

 事業に関連があるから、経費だ」

 

少しでも税額を減らしたい・・・

後ろめたい気持ちがあるのに、

その領収書を経費に入れてませんか?

 

今日は、

税務調査で

調査官は領収書を見て、どうするのか?

実際にあった話をしよう。

 

「税務調査は怖い」

「税務調査では、数百万円もっていかれる」

「税務調査、来ないでほしい」

よく、こんな声を耳にするけれど・・・

 

そもそも税務調査って、何だろう?

 

税務調査って、

みなさんが提出した申告書が

正しいかどうか

を確認するために行われる。

 

税務調査では、

みなさんの作成した申告書や決算書

そこに記載した金額が

正しいかどうかを確認する。

 

例えば、こんな決算書だったとしよう。

売上    9,523,800円

期首在庫   510,288円

仕入    2,816,054円

期末在庫   625,313円

広告宣伝費  258,300円

消耗品費  1,350,720円

旅費交通費  390,429円

車両費    326,851円

交際費   1,708,358円

外注費   1,571,000円

所得(利益)1,157,113円    

 

↑ ↑ ↑

これは、やばく見える決算書

 

税務調査では、

この数字ひとつひとつが

正しいかを確認していく。

 

消耗品費 1,350,720円

って、あるよね。

領収書や請求書の合計が

1,350,720円 になるかを確認する。

 

でもね。

合計額が一致したから、

OKということにはならない。

 

その通り!

事業に関係のない領収書は、

経費じゃないからね。

 

レシートだと中身がバレてしまうからって、

わざわざ手書きの領収書にしてない?

そんなこと税務署は、百も承知。

 

で、領収書の但し書きが

“お品代” だと、

疑われる率が 更にアップ。

何を買ったか、わからない

 

調査官は、質問する。

「このお品代は、何ですか?」

経営者

「事業で使用する〇〇です」

 

今は、POSレジだから、

誰が何を買ったのか 

把握されている可能性がある。

 

調査官は、

疑わしい領収書について

反面調査を行う。

反面調査とは、裏をとるための調査。

 

購入先がデパートだったら、

デパートに蓄積された販売のデータベースを見に行く。

「〇月〇日〇時〇分 〇〇が〇〇をいくらで購入した」 履歴が残っている。

ヴィトンのバックだった。

消耗品で、ブランドバック・・・

アウトだよね。

 

では仮に、

そのヴィトンのバックが、

接待交際費に計上されていたら

どうなるだろう?

調査官は、質問する。

「このバック、どうされましたか?」

経営者

「Y社の社長に、贈りました」

 

すると調査官は、

Y社の社長に、ヒアリングに行く。

「〇〇さんの税務調査で、

 ヴィトンのバックを。

 Y社長に、あげたと聞きました。

 もらいましたか?」

Y社長

「もらいました」

調査官

「では、見せてください」

Y社長

(本当はもらっていない)

「・・・」

 

そうなると、重いペナルティ

重加算税確定。

Y社長にも迷惑がかかる。

Y社との取引がなくなるかもしれない。

 

その後の調査では、

すべての領収書が疑われる

税務署は、

あなたのことを一切信用しない

調査官は、

鬼になって調査する

脱税してるんだから・・・

 

わかったよね。

調査官は、疑うと何をするか?

実際に、そのお店に確認に行くし、

取引先にも確認に行く。

 

申告書を作成するとき、

税金を少しでも減らしたいって、

何でも経費に入れたがる人がいる。

 

中には、

領収書は、何でもかんでも経費に入れて

開業10年、毎年、確定申告してるけど、

税務署から、何も指摘されていない。

だから、経費として通った。

っていう人がいるけど、

間違っているからね。

 

税務調査 を経験していない人が言う

「経費として通っている」は、

全く信用できないよ。

 

税務調査があって初めて

その申告が正しいかどうか

経費として正しいかどうか

が判明する。

 

税務調査って、

売上を正しく計上して、

経費も正しく計上していれば、

何も指摘されずに終わる。

何も怖いことはない。

 

怖い、ビビるというのは、

グレイなモノを経費に入れた。

ブラックなモノを経費に入れた。

正しくない申告書をしたから。

 

事業と関係のない領収書は入れない

ごまかした申告をして、

税務調査を受けた人は、みんな言うよ。

「きちんと申告しておけば、よかった」

 

正しく申告しよう!

 

※参考になった方は、下の

『士業』『副業』『2024年開設ブログ』

バナーをクリックしてもらえたら嬉しいです🎵

☆マークたくさんクリックいただけたら嬉しいです!

※「読者登録」をしてもらえたら嬉しいです! (上段右のあたり)

※知人友人にもオススメください。

 

■過去の記事はこちら ↓ ↓ ↓

記事一覧 - 元銀行員 ✖ 税理士フカオーくん のメチャクチャ得する融資と財務のブログ (hatenablog.com)

銀行との交渉も支援します!

融資のスキル+財務や税務の知識

元銀行員✖税理士 フカオーくん !

=================================