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銀行は、晴れの日に傘を貸す?
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『無借金経営は、財務内容が良いから、
いつでもお金を借りられるよ!』
と話す社長がいる。
本当に、そうなのか?
答えは ノー だ。。
無借金だから、
財務内容が良いから、
融資を受けやすいは、
間違っている。
考えてみてほしい。
あなたには、毎月100万円 何年も継続して販売しているお客様がいる。
そのお客様は、翌月末に必ず100万円 を払ってくれる。
売掛金の回収に、心配していないだろう。
今日、飛び込みで、新規のお客さんが来た。
『貴社の商品は素敵だ! 商品を 1,000万円分、今すぐに売ってほしい』
『支払条件は、月末締めの翌月末払い』
『うちの会社は無借金だから心配ないよ』
どうだろう?
やった! 1,000万円の売上だ、
と言って、すぐに掛け販売できるだろうか?
翌月末に 必ず1,000万円 を払ってもらえるだろうるか?
先に、不安が立ってたのではないか?
販売する前に、その会社のことを調べようと思わないか?
その飛び込み客が、大手企業だったり、地元で有名な企業であれば、最初から、掛けで1,000万円売る決断できるかもしれないが、知らない企業だったら決断できないと思う。
まずは、少額からスタートし、回収に懸念がない、信用できると判断したら、大口販売していくのが普通ではないか?
銀行からの融資も、これに全く同じ!
一度も融資したことがない会社から
急に融資を申し込まれたら、銀行はどう思うだろう?
その社長から
「うちは無借金です。決算書をみてください」
と言われて、銀行は、どう思うのか?
銀行担当者
「突然、融資を申し込みに来たんだから、この会社はよほどピンチなんだな」
「資金繰りが大変なんだな。お金に困っているんだな」
「この決算書が正しいものか、わからない。粉飾決算かも・・・」
「新規の融資は見合わせよう」
と警戒されるもの。
もし融資をして、すぐ倒産となったら、支店長、営業担当の評価に✖がつく。
銀行員はマイナス査定されることを極度に嫌う体質。
融資に、慎重になるのは当然だ。
「金利がもったいないから・・・」
「借入は嫌いだから・・・」
「銀行は、いつでも貸す って言っているから・・・」
と、融資を避けていたら、ピンチの時に融資を受けることはできないだろう。
業績のよい時ほど、融資は受けやすいもの!
「銀行は、雨の日に傘を取り上げ、晴れの日に傘を貸す」
ドラマ『半沢直樹』でも使われたセリフ。
みなさんも、聞いたことがあると思う。
貴社が、投資したいとき、すこしピンチのときにでも
銀行から、支援してもらえる関係を構築しておくことが重要。
そのためには、
普段から、銀行から融資を受けて、
信頼関係をつくっておくことだ!
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