元銀行員 ✖ 税理士フカオーくん のメチャクチャわかりやすい財務と融資のブログ

債務超過1億円からのV字回復2期で解消 銀行から融資を受けやすくなる決算書をつくる 銀行交渉が得意! 銀行に同行し面談・説明します! 節税 資金繰り

銀行員が言った  「経営者保証なしで融資します!」

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決算会議でのお話

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今日は、一昨日の話。

顧問先との決算報告会議での

社長とのやり取りについて

お伝えしよう。

 

ボク

「最近、金融機関は来ましたか?」

社長

「3日前に、〇〇銀行が来たよ」

ボク

「メインバンクでないところですね。

 何か、いい提案ありましたか?」

社長

「〇〇銀行さ、

 ウチの会社の融資残高が減ってきたから

 融資残高を増やしてほしいって。

 今度は、経営者保証なしでいい って」

ボク

「やりましたね!!」

社長

「なんで? どういうこと?」

ボク

「前期、銀行が喜ぶ決算書にしたこと、

 今期、業績がさらに上がったこと、

 ダブル効果ですね。

 社長の経営力の賜物です!

 御社の評価、ハナマル急上昇ですね」

社長

「そんなこと、

 銀行は何も言ってなかったよ。

 どうしてそうなるの?」

ボク

「令和5年4月、

 経営者保証ガイドラインの改正

 があったんですよ。

 銀行が高く評価する会社は、

 以前よりも

 経営者保証をつけないで

 融資を受けやすくなったんですよ」

社長

「そうなんだ」

ボク

「それでですね・・・

 ひとつの銀行でも、

 経営者保証が外れたら

 めちゃくちゃメリットでかいですよ」

社長

「どういうこと?」

「よく意味がわからないんだけど・・・」

ボク

「ひとつの銀行が、

 経営者保証を外すなら、

 他の銀行にも同じ条件で

 融資してもらう交渉できますよね」

社長

「そうか。それは素晴らしい!」

ボク

「今後の借入は、

 経営者保証をつけないで

 融資を申し込みましょう」

社長

「そうするよ!」

ボク

「既存の借入も、

 経営者保証を外す

 交渉をしていきましょう」

社長

「そっちにもいけるのか・・・」

「でも、金融機関いやがるでしょ?」

ボク

「国は、経営者ガイドラインについて、

 中小企業庁のHPとか

 様々なところで開示しています。

 

 御社の場合、

 親族以外の第三者が経営を継ぎますよね。

 借入〇億円の経営者保証があったら、

 それがネックとなって

 社長が見込んでいる優秀な人材に

 引き継いでもらえない

 かもしれないですよね。

 それでも、いいですか?」

社長

「継いでもらえないと、困る・・・

 当社の未来にとっても重要だな。

 経営者保証、外してもらえるように

 交渉がんばるわ」

ボク

「将来にわたって、

 金融機関に安心し続けてもらうためには、

 優秀な経営者が承継することは必須です。

 優秀な人に承継してもらえないと

 会社が揺らぐかもしれない。

 借入金の返済だって、

 滞ってしまうかもしれない・・・

 そうなったら、

 金融機関だって、困りますよね。

 だから、経営者保証を外してほしい

 と、伝えてもいいと思います」

 

経営者保証を外せる会社は

 限られています。

 会社の財務内容がよくて

 会社の業績もいい。

 これがずっと安定して続くことが

 必要です」

社長

「来期は、今期以上の利益をだすよ」

 

経営者保証って・・・

中小企業が金融機関から融資を受ける際、

経営者個人が会社の連帯保証人となること。

企業が倒産して

融資の返済ができなくなった場合は、

経営者個人が、

企業に代わって返済すること

を求められるもの。

 

経営者保証は、

以下のような要件を満たす場合には、

・会社は、経営者保証なしで融資を受けられる可能性がある

・既存の借入の経営者保証を見直すことできる可能性がある

こととなったんだよね。

(要件)

・会社の財務基盤が強固

・会社に収益力もある

・借入金の返済に懸念がない

・法人と個人の貸借が明確 など

 

銀行から、

このような評価を受けるためには、

銀行が高い評価をしてくれる決算書をつくる

と、さらにいい。

 

税理士なら誰でも

銀行評価の高い決算書を作ってくれると思ったら間違いだからね。

税理士は税務のプロであって、

融資のプロではない。

 

元銀行マン ✖ 税理士 のボクからしたら、

何でここに、この科目?

どうしてこういう処理?

そんな感想を抱く決算書をたくさん見てきた

最終利益 税額 同じ数字 でも

銀行評価の高い決算書

銀行評価の低い決算書 があるからね。

 

話を戻そう。

ボク 社長から 来期の話を聞く・・・

「素晴らしいですね、社長!

 目標は高くです!!

 目標売上 〇〇億円、

 目標利益 〇〇億円 でいきましょう!」

 

「この目標を実現するために

 ・一人当たりの毎月の目標粗利益は

  100万円以上

 ・粗利益に対する労務費率は 50%以下

 達成させましょう!」

「この2つに絞って

 重点的にやっていきましょう!」

 

社長

「先生の話分かりやすいし、

 目標の数値も具体的だし、

 何よりさ、

 目標デカイんだけど、

 簡単に 達成できそうだなって

 気持ちにさせてくれるのが

 スゴくいいんだよね!」

ボク

ありがたいお言葉をいただいて、

とても、うれしかった!

「毎月、月次会議でこの指標を提示しますね」

計画→実行→評価(検証)→改善」

PDCAで、最高の利益を出しましょう!」

社長

「おう、がんばるよ。

今期も幹部に、いつもの

わかりやすい勉強会を頼むね。

先生、来期も、

熱い 熱い 熱い

アドバイスお願いします!」

 

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