こんにちは。
元銀行員!税理士の深尾です。
今回お伝えするのは
『 年金改革? 100万円の負担増? 手取りは減少? 』です。
年金に期待していない若年層が増えている。
というか、年金はもらえない、支払損と思っている若年層は多い。
年金って払ったものを、老後に、もらう制度と思っている人が多いと思うけれど
年金って、働く世代が、年金受給者を支える制度。
年金、年金というけど
払わなければ、差押えだってあるし
実質は、年金という名称の 税金 だと思う。
2024年に、年金改正があり、議論が具体化してきた。
裏を返せば、
今の年金制度が成り立っていないことを物語っている、と言っていい。
まだ確定してはいないけど
どんなことが議論されているのか
ポイントとなっていることを挙げてみる。
【1】支払う年金保険料が増える?
国民年金は5年延長で 100万円の負担増になるかも・・・
国民年金の加入期間40年(20~60歳)を、
45年(20~65歳)に伸ばそうとしている
年金保険料約20万円×5年間で 約100万円も増えてしまう
【2】年金の受給開始年齢が遅くなる?
最終的に75歳受給開始となるかも・・・
政府は 「歳をとっても働き続ける社会」と言っているけど、
早く引退して、楽しい老後を自由にしたい人は多いはず
年金開始を遅らせようとする意図がみえる
65歳定年なら70歳受給開始、
70歳定年になれば75歳受給開始となるかも
仮に 国民年金65歳まで加入、受給開始は70歳となったら
国民年金保険料は年約20万円だから 45年かけると 900万円
もらえる年金は年約80万円だけど 年約20万円減の年60万円とする案もでているみたい
そうすると 900万円/60万円=15年
かけた額を回収できるのは 70歳+15年=85歳 となってしまう
【3】パート労働者にも 厚生年金加入させる?
週20時間以上働くパートすべてに加入させる案がでている
金額の要件も撤廃したら、対象者は300万人超増えるとされている
旦那さんの社会保険の扶養から外れると
パートの主婦は、自分で社会保険料を納めなければならないから
実質は、増税だよね
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ま と め
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75歳まで保険料を支払うことになったら、
受給開始しても平均寿命までの期間が短い。
自分の老後の資金は、
今後、自分でますますコツコツと貯めていかなければならなくなるけれども
物価高と社会保険料の増大で
実質賃金は下がっている。
それでも
NISA、イデコを活用していくべきだと思う