こんにちは。
元銀行員! 融資も 税務も 詳しい税理士の深尾です。
今回お伝えするのは
『 借入金額は同じなのに 返済額は増えていく? ① 』です。
顧問の先生が、まったく相談にのってくれない
融資の相談もできる税理士を探していた社長さんから
こんな質問があった
『銀行への返済が大変で・・・
借入の残高は 5年前と変わらないのに、
借りるたびに
資金繰りが大変になっている気がするんです⁉』
これ、ホント よくあるんだけど・・・
その理由について、
これまで何度も たくさんの社長さんに説明してきた
新たにお客さんとなった社長さんから
毎回、オーっと感動されて、驚かれて、感謝される
『銀行は、融資の専門家。
当社のことを考えて融資してくれている』
と、多くの社長さんが思っているようだけど
そんなことはない✖
がんばります。と言って、
一生懸命に動いてくれてはいるけど
考えているのは融資だけのケースがほとんど
(融資、もちろん大事です)
銀行員は、融資が出せればいいから
中小企業の資金繰りを真剣に考えて融資することは
ほとんどない
資金繰りを見ていないというのではなくて
中小企業から提出された
できあがっている決算書を見て
資金繰りは大丈夫だ!と判断して融資している
そもそも決算書だけでは
月々の資金繰りの奥深くまで追って見ることはできないし
その決算書がどのような取引の積み重ねでできあがっているか
銀行員は、そこまで見ないし
そんな時間もない ⌛
銀行って 🏦
数字に強い! 決算書に詳しい! 税務にも詳しい!
っていうイメージがあると思うけど
そんなことない
実際、ボクは10年 銀行員をやっていたけど
税務のことなんて、ほとんど興味もなかったし
全く知らなかった
その決算書をみて
融資を出しても大丈夫か?
に銀行員は詳しい、懸命であるのであって
法人税の仕組みなんて全く知らないし
消費税の仕組みだって知らない
税務の知識なんて、ほぼない
社長さんから、税務について質問されたら
顧問の税理士先生に聞いてください
と、調べもせず、逃げることもある
決算書とセットの法人税申告書は
融資に必要な箇所は見るけれども
ほぼ100%の銀行員が その見方を知らない
でも中には、
中小企業のことを考えて、
将来の資金繰りや融資以外のアドバイスをしてくれる
優秀な銀行員はいる
もし、このような提案をしてくれる銀行員が担当者だったら
当たり🌞だ
中小企業にとって 大切なことは
銀行の評価が高まる決算書 をつくって
資金繰りの向上のための対策 をする
そうすると
融資を受けられる金額はアップするし
借入金利も下げられる
そして・・・
より優位に 余裕をもって
事業を進めることができる 😊
次回、
同じ借入残高でも
返済額が膨らむカラクリについて お伝えします
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ま と め
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銀行は、決算書や税務申告書に詳しい
数字は何でも詳しい
と思うのは危険
融資や税務に詳しい
銀行評価の高まる決算書をつくってくれる
税理士に相談することを
おすすめします!