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新車600万円 経費はいくら?
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もうすぐ確定申告が始まる。
できるだけ節税したいと
申告の準備を始めている人が多いと思う。
「12月に車を買いました。
全額経費ですよね?」
税務の相談に来た人から
こんな相談をよく受ける。
自動車って経費になるのは
わかっているけど
いくらが経費になるのか
どのように計算するのか
正確に理解していない人が多い。
今回は、
「車の減価償却費」
について、お伝えしよう!
先に結論を言うと
新車と中古車で
その年分の経費になる額
は変わってくる。
個人と法人でも
経費になる額が
異なることがあるけれど・・・
今回は、
個人のケース
について解説するよ。
新車を購入した場合、
耐用年数は6年。
12月に、
個人事業主が、
新車のレクサスを
600万円で購入したら・・・
減価償却費の計算式は、
個人の場合、
必ず「定額法」になる。
そうすると
1年間で経費になる金額は
100万円
(=600万円÷6年)
と思うかもしれないけれど・・・
個人事業主の場合
事業で使う分は経費になるけど、
プライベートで使う分は経費にならない。
例えば
週7日のうち5日を事業で使っているなら
事業で利用する割合は
5日/7日≒70% になる。
経費になる金額は
さっきの100万円に
70%をかけるから
70万円になる。
もうひとつ注意点がある。
12月に購入したから
経費になるのは、
使用した月数分のみ。
70万円×1月分/12月分
=58,333円
つまり
12月に車を購入しても
たいして経費にならない。
12月に600万円の新車を購入した場合の、購入した年の減価償却費は、たったの6万円ということ。
あまりに少なくて、驚いた人も多いのでは?
月別に計算してみると・・・
1月に購入したら
70万円が経費になって
(600万円÷6年)×(12月/12月)×70%
7月に購入したなら
35万円が経費になる。
(600万円÷6年)×(6月/12月)×70%
じゃあ次に
中古車は、お得なのか?
中古車の場合の耐用年数って…
新車の耐用年数から
経過した年数を引いて
経過年数の20%を足した年数が
耐用年数になるんだ。
ややこしいね笑
具体的には、
4年落ちの中古車の場合
(6年-4年)+4年×20%
=2.8年
小数点以下は切り捨てるから
耐用年数は2年になる。
つまり
2年で全額を減価償却費に計上できる。
4年落ちの少しグレードの高い
中古のレクサスを
600万円で買ったときは・・・
1月に購入したら
210万円が経費になって
(600万円÷2年)×(12月/12月)×70%
7月に購入したら
105万円が経費になって
(600万円÷2年)×(6月/12月)×70%
12月に購入したら
17.5万円が経費になる。
(600万円÷2年)×(1月/12月)×70%
もうわかったと思うけど・・・
ものスゴクもうかったからって
年末ギリギリの12月に
車を購入しても
たいして経費にならない
ので注意して!
節税を考えると
中古車を購入した方が
お得になる場合があるね。
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