元銀行員 ✖ 税理士フカオーくん のメチャクチャわかりやすい財務と融資のブログ

債務超過1億円からのV字回復2期で解消 銀行から融資を受けやすくなる決算書をつくる 銀行交渉が得意! 銀行に同行し面談・説明します! 節税 資金繰り

社員の退職日が、月末日だと会社は損!?

- - - - - - - - -

社会保険料負担の境目の日はいつ?

- - - - - - - - -

社長

「最近、社員が転職することになって

 辞めたんです。

 最後の10日間は有給を取ってもらって、

 月末に退社しました。」

 

こんな感じで、

社員を退職させてない?

会社にとって、

社会保険料の負担はとても大きく、

頭が痛いところなのに・・・

 

今日は、

社員が月末日に退職する

会社に生じるマイナス面

についてお伝えしよう。

 

これを読んでる社長さん・・・

社員の退職する日を、

当然のように、月末にしてない?

 

そうすると、会社は、損をする。

 

社会保険料って、

退職月の給料には、かからない。

 

難しい言葉でいうと、

社会保険の資格喪失日」の月の給料には、

社会保険料がかからない。

なんだかよくわからないよね。

この 資格喪失日 というのがクセモノで、

言葉だけ聞いても意味が分からない。

 

資格喪失日って、退職日 ではなく、

退職日の翌日 のことをいう。

わかりにくいよね~。

 

では、

6月に退職した場合で 考えてみよう。

退職日6月30日だったら、

資格喪失日7月1日

 

7月分の社会保険料はかからないけど、

6月分の社会保険料はかかる

会社は、6月に退職した社員の

6月分の社会保険料を負担しなければならない。

 

では、

退職日6月29日だったら?

資格喪失日6月30日

 

社会保険の資格喪失日」が6月になると、

6月分の社会保険料はかからない

会社は、6月に退職した社員の

6月分の社会保険料を負担しなくて済む。

 

辞めた社員が30歳、

給与30万円だったら、

会社が毎月負担する社会保険料の額

42,000円くらい。

会社は、これを負担しなくていい。

そうしたら、

退社した人数分、負担が減ることになる。

意外と大きくない?

 

一般的に、退職日って

深く考えずに

月末日にしているケースが多いけど、

退職日を月末の1日前にするだけで、

会社が負担する社会保険料が減る

このことを知っている会社は、

普通に、

退職日を月末の前日にしている。

 

「退職した社員が、かわいそうだから、、、」

「ここまで頑張ってくれたから、、、」

という社長がいるけど、

その社員は、理由が何であれ、

あなた社長の会社を

捨てた社員であることに変わりはない。

 

退職した社員は、退職日の翌日から、

市町村の国民健康保険国民年金か、

次の勤務先の社会保険か、

社会保険の任意継続のいずれかに

加入することになる。

会社を辞める社員のために、

辞める社員の社会保険の加入に配慮したり、

辞める社員の社会保険料まで負担する必要はあるのか?

 

有給をとらせて月末退社にするくらいなら、

有給分を買い取って、

月末日より前に

さっさと辞めてもらった方が

会社の負担は減る。

これらを分かった上で、

退職日を決めるといいと思う。

 

おかげ様で 士業 ブログランキング

      キラキラキラキラ

※参考になった方は、下の

『士業』『副業』『2024年開設ブログ』

バナーをクリックしてもらえたら嬉しいです🎵

☆マークたくさんクリックいただけたら嬉しいです!

※「読者登録」をしてもらえたら嬉しいです! (上段右のあたり)

※知人友人にもオススメください。

 

■過去の記事はこちら ↓ ↓ ↓

記事一覧 - 元銀行員 ✖ 税理士フカオーくん のメチャクチャ得する融資と財務のブログ (hatenablog.com)

銀行との交渉も支援します!

融資のスキル+財務や税務の知識

元銀行員✖税理士 フカオーくん !

=================================